はじめまして&こんにちは
ヨガインストラクターのKanaです。

今日からこのサイトでも
ブログを始めさせてもらいます。
よろしくお願いします。
ここでは、まずは私のおすすめの本や映画を
紹介させてもらう場にしたいと思います。

ヨガ×本や映画
一見関係ないようにも思えますが…
皆さんもご存知の通り、
ヨガってただポーズを取ったり
エクササイズするわけではなく、
ヨガ哲学などを通して
色んな考え方、生き方も教えてくれるものです。
そして本や映画の中の言葉や表現の中にも
わたしたちの生活を豊かにしてくれるパワーやたくさんの気づきがあります。
そんな今まで触れてきた言葉や考え方は
わたしの生き方やライフスタイルそのもので
それを伝えていくことは
ヨガのインストラクターとしても
ひとりのにんげんとしても大事にしたい部分です。
きっと本や映画を紹介することで
ヨガに触れる皆さんにとっても
より生活を豊かにしてくれるきっかけになったり
何を考えるきっかけになればいいなと思います♡
記念すべき1冊目の本にはこちらを選びました。
『村上さんのところ』 村上春樹 新潮文庫

読んだことはなくても
誰しもその名を聞いたことはあるはず
世界的作家の村上春樹。
彼の元に世界中から集まった
3万通以上の質問メール
その中の選りすぐりの473通の問答を収録した本。
恋愛、人間関係、仕事、社会問題
ライトな質問からディープなお悩みまで
村上春樹からのお返事が書かれていて
きっと自分と同じ悩みが見つかったり
異なる立場の人々の悩みについて知ることができたり
何より村上春樹のアンサーに
心救われたり、ハッとさせられるはず。
その中でも特にお気に入りのものがあって
それがこの第1回目の投稿にぴったり。
21歳の女子学生から『言葉の怖さについて』
仲良く見える友達も実は裏で良くないことを話していたり、SNSで批判する友達の姿を見かけたり、最近人間がとても苦手になってしまった
という質問。
それに対する村上春樹の答えの一部
『僕はこうして文章を書いて35年も生活していますが、身にしみて学んだのは「言葉って本当に怖い」ということです。ペンは剣よりも強いとよく言いますが、言葉は実際にナイフのように人を切り裂きます。だから僕は慎重に慎重をかさねて文章を書いています。』
村上さんのところ/新潮文庫/P399 4行目
またそのあとには…
SNSが発達したことで
世間では刃物のような言葉が
ひゅんひゅん飛び交っていること
文章を書くプロからみると
これはとんでもないことだということ
相談者が傷つくのもよく分かると仰ってます。
確かにこうしてスマホひとつで
簡単に文章を作ったり
いつでもすぐにメッセージを送ることができるけど
簡単で便利になったからこそ
言葉ひとつひとつの重みを忘れてしまいがち
もしも人とのやり取りがこんなに簡単でなければ…
きっと受け取るであろう相手のことを
もっと想像して
言葉そのものももっともっと選んで考える
わたしは言葉のプロではないけれど、
プロじゃないからこそ、
そのことを忘れないようにして
ツールを使っていきたいなあって思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♡