[心理学]フロー1 静かな快

ポジティブ心理学のキーワードの一つに,「フロー」があります。

ある活動に,その活動のために完全に没頭している状態」(ミハイ・チクセント)と定義づけられ,フローに至ると,ピークパフォーマンスを発揮しやすく,高い満足感と幸福感を味わいやすいと言われています。

フローは,アスリートの「ゾーン」のように,言わば夢中になって,他の何事も考えずに極めて無我夢中で取り組んでいる状態がイメージしやすいですが,日本人特有の感覚として,「静かな快」があります。

<桜を眺めると静かな気持ちになるのはなぜでしょうか?>

日本人には,静けさ(静溢さ)や穏やかさを大切するマインドが根付いています。

「わびさび」とか,「趣き」とか,茶道・華道のような伝統文化がイメージしやすいですが,一見「静」(static)に見える事象をじっくり味わう精神が日本人全般に浸透しています。

だからなのか,多くの日本人は,神社仏閣をめぐるのが好きですよね。

静かな快」は,瞑想時のような,静かで平穏な気持ちに至った時に感じる,満たされた感覚です。

自己実現の一形態と言えます。

イメージしてみてください。

桜を眺めて,風に桜の花びらが舞って,ぼんやりとその様を眺める。

まわりには多くの桜観光客が存在するはずなのに,

なぜか喧騒から遠ざかって,ざわめきは気にならなくなり,

目の前の桜や合間から見える青い空を,静かに,確実に見つめている。

これも一つのマインドフルネスの形かなと思っています。

桜を眺めるのに集中して,喧騒から遠ざかれば「サマタ瞑想」の集中に至る感覚を味わい,

ぼんやりと,でも確かに桜風景全体を眺めて喧騒から遠ざかり,心が静かになれば,

それは「マインドフルネス」な状態。

桜の中でのマインドフルネス🌸

良き良き。

鳥取城跡の久松山の桜風景

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