【心と体の福祉論】 福祉職がヨガをしてみた 2

<生まれて初めてとる姿勢は何をもたらすのか?! >

ヨガマット片手に和室にて

初ヨガは、まず何を着ていくのか? 

これまで運動に使っていたTシャツとジャージでいいか…。 

「こんにちは…」と会場到着。 

タクロー先生が、先生のご友人を紹介してくれました。

(のちに,yogimeets デザイン担当の伊藤彰さんだと判明!) 

(初参加への心理的サポート!) 

そして、同性でしたのでその方の着ているものをチェック! 

(ふむふむ、伸びる生地がポイントになりそう…) 

少しお話をたどたどしくしてスタート…。 

その日はタクロー先生だけではなくて、 

女性の先生、お二人をお招きしたレッスン。 

ゆっくりとポーズをみんなの前で見せながら 

具体的な体の各所の動きを言葉でも添えながら、進めてくださる。 

こちらは必死でそのポーズを再現する。 

空間の認知、左右各部位の独立の動き、再現力も問われる。 

そして、理解はできても 

柔軟性、筋力、バランス力…がないとポーズができない。 

そして適宜、「お水どうぞ!」と水分補給タイムも入れてくださる。 

汗も出てきて、タオルで拭く。 

次第に体はプルプル…。49年使ってきたこの体。 

したことがない体の動きなんてない!と思っていたけれども、 

生まれて初めてとるポーズをたくさんすることに!

これも驚きでした。 

そのたびに声をあげたくなるが

「静寂」が基本の空気感…。 

心の中で

(え~…)

(まじで?!できるかな?!…)

と浮かびながら逐一押し殺す。 

人と人との距離も面白い。 

こうして運動を複数でした後は 

みんなで「あーでしたね、こーでしたね」と言い合うことも多い。 

私の働く福祉領域ではこうした共有体験を媒介にして支援が行われる。 

ヨガの共有体験はどうだろう…。 

個人の姿はタイトなフォルムで素に近い状況、 

お互いに誰かあまり知らないことも大いにある、 

自己紹介も無理にすることなく、

終わったら自然と離れていく。 

(後日、その意味も知ることになります。) 

近い距離と遠い距離が混在している。 

体験としては、

肉体とは近くなり 

他者とは適度な距離。 

さらに他者とは分別をわきまえた距離。 

そして自分の心に向き合いながら 

体を動かしていると、心に向き合うのも忘れていく経験… 

いよいよ様々なポーズをして 

体が「やばい!」と思った頃に 

リラックスの場面や目をつむっても良い流れに…。 

そこでいいタイミングで鐘(ティンシャ シンバルっていうのかな)の音が… 

「チーン…」※実際はこんな文字では表現できない素敵な音色 その1 

そして、シンギングボウルの音も、 

「カーン…」※実際はこんな文字では表現できない素敵な音色 その2 

こうした脱力場面でも耳からの入力と同時に 

生音の空気の振動での体への入力。 

ヨガは体を動かすことがメインだと思っていたら、 

それは一部であることを 

少しずつ感じていきました。 

…初回から、シンプルなエクササイズだけではない! 

というのが印象に残りました。 

これまでしてきた運動とも違う…でもこれは何? 

となる情報量が多い経験でした。 

そして、後日タクロー先生に私はきくのです。 

「ヨガのおすすめの本はありますか?」 

(続く)

Akio Chiba